香港の幼稚園、インターか日系か?
香港の教育事情。
なんでもネットで調べられる日本と違って、あまり情報がネットにないんですよね。
わたしが香港に来た当時もどの幼稚園がいいのかな、と悩んだときに、頼れるものは口コミだけという現状を知って愕然とした記憶があります。
やっぱり駐在だと世間も狭いですし、学校の情報ってどうしても口コミになってしまう傾向にあるようです。それで、最近子連れで香港に来たお友達の「誰か書いてくれればいいのにー」という言葉を聞いて、自分の知っている範囲ではありますが、誰かの参考になったらいいなと思ってちょこちょことこのあたり書いていけたらと思ってます。
というわけで1回目は「幼稚園、日系かインターか?」
ひと言で言いましたが、これかなり深い問題です。
実はうちの息子、いろいろありましてどちらも経験しています。
本人の適性、あとはできたら英語に触れてほしいという親の考えもあってのことなのですが、それでもこんなに転園してる子も珍しいと思います。ごめん息子。
そんな背景を踏まえてわたしが思うそれぞれのメリットとデメリットを。
日系園のメリット
- 母子ともに言葉の壁を感じずに園生活が送れる
- 日本の行事や季節を感じられる
- 昼寝がない
日系園のデメリット
- 英語が身につく
- 帰宅時間が遅い
- 子どもの友達が日本人に限定されない
- 役員などがない
インターのデメリット
- 昼寝がある(→夜寝ない)
- 日本の行事は経験できない(運動会などもあまりない、あってもゆるーい感じ)
- ママもある程度の語学力を求められる(面談とか)
- 日本に帰国した後に浮かないか?という不安がある
こんな感じでしょうか。
日系園はあまり勉強をさせないのに対して、インターは幼稚園時から勉強をするのが普通で、園によっては宿題もあります。どちらかというと、ローカルインターの方が厳しい傾向があるみたいです。
ローカルインターとは香港人が経営している幼稚園です。ホンハムにあるデボラ、ウィリアム、カテラインなどが当てはまるでしょうか。
対して欧米系インターは欧米人が経営している幼稚園で、YMCA、アンフィールドなど。インターの中でものびのびしていて、やんちゃな子も多いみたいですね。
日系園とひと言で言っても何校もあってそれぞれ特色も違いますし、まずは見学に行くのが一番いいと思います。それぞれのHPを載せておきます。
こひつじ幼稚園(ホンハム)
帝京幼稚園(ハッピーバレー)
オイスカ幼稚園(北角)
コーンヒル幼稚園(太古)
インターの幼稚園なら、香港政府のサイトの幼稚園一覧のページ(→こちら)もけっこう参考になります。
また、香港ママの便利帳にも幼稚園のページがありますね。
うちの息子は今6才。ローカルインターから入って、日系幼稚園、欧米系インター、そして現在はシュタイナーの幼稚園に通っています。
席に座っていることが苦手なやんちゃ系男児なので、座っていることが前提のローカルインターは合わず、日系幼稚園へ。園内も広く、のびのびできて本人も楽しそうだったのですが、任期が伸びそうということで勉強以外にも力を入れていると評判の欧米系インターに思い切って転園。サマースクールで今の園に行った際に、先生たちの人柄と自然環境、また今の息子には理想的と思われる少人数制の環境に魅力を感じて、こちらもかなり悩みましたが転園し、今に至ります。
小さい時に英語をさせることについてはかなり賛否両論ありますし、わたしもわからないことだらけなのですが、それについては長くなりそうなのでまた別の機会に。
お友達がいい幼稚園と言っても、自分の子どもに合うとは限りませんよね。
やはり子どもと一緒に、日系ならば見学や運動会をのぞいてみる、インターならオープンデーに行くなどがその園の雰囲気を肌で感じられる近道だと思います。
お友達ともよく話すのですが、選択肢が多いからこそ幼稚園選び、悩んでしまいますよね〜。ママも子どもも楽しいのが一番と個人的には思います。
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