上海蟹を使った麺で有名な、ウワサの天香楼に行ってきた!


 辻村哲郎さんの『香港の食の物語』を読んで、
どうしても行きたくなったレストランがありました。

辻村さんはジャッキー・チェンの通訳などもつとめたお方で、
今は香港でコーディネーター業をやっておられます。
実は何度かお仕事でお目にかかったのですが、
とても穏やかで優しそうな方でした。

その辻村さんが
「ぼられているのかと思うぐらいに高いけれど、
やはり食べたくなって足を運ぶ店」と評されているお店、
それが『天香楼』です。

ネットで検索すると、 しょこたんがテレビで行ったとか…。
とにかく高い、そんな価値はない、ぼったくりだという人もいれば、
高いけれど確かにおいしい、あれは一度食べてみるべきた、という人もいて。

じゃ、一度食べに行ってみるか!と突撃してきました〜。
高い高いと聞いていたのでお昼に。
といっても、昼も夜も同じ値段らしいんですけどね。



場所は、佐敦と尖沙咀の間ぐらいです。
えっこんなところに?今まで何度も前通ってたな…。
気を引き締めてドアを開けると!

がらーん…。お客さんゼロ。
けして高級感漂うわけでもなく、どちらかというと簡素な感じの店内。
香港らしさはたっぷりと味わえる、制服姿の
レトロな給仕のおじさんが注文を取りにきてくれます。


こちらが英語と広東語のメニュー。
いやー、ウワサ通り高い!
2000ドルのメニューもあるよ。約3万3000円。


なんと日本語が書かれたメニューもありました。
真ん中より少し左、「カニの卵、カニ肉かけまぜ麺」と
書かれているのがおめあての麺!

それと酔っぱらい鶏を頼んで、(お会計が怖いので)注文終了。笑


ドキドキしながら周りを見渡しても誰もいない。


最初に来たのは、自家製らしき大根のおつけもの。
ぴりりと甘辛でおいしい。さすが名店、こういうところにウデが表れるわよね。


最近思うのだけれど、高いお店はお茶がおいしい。
あと、なんでもないように見えて、龍のお皿がかわいかった!
これ、景徳鎮だよね?


さーて、酔っぱらい鶏登場。
うん、おいしい。紹興酒の香りがぷーんと香る、大人の味。


おお、真打ち登場。
平らなお皿に入った蟹肉と卵を、麺の上にかけてくれますよ。
オットと行ったので、2人分に分けてくれました。



右上の薬味入りの黒酢をかけながらいただくのですが…。

こ、これは初めての味だ、確かに。
蟹味噌と蟹肉と卵が口の中で混ざり合いつつも
それぞれの存在を主張しているというか…。

味の濃厚さ、そして味の深みはすごいものがありました〜。
だてに一杯6000円しないですね。
上海蟹、嫌いじゃないんですけど
特に小さい子どもがいると、
食べるのが大変で、正直そこまで惹かれない
ものぐさなわたくし。

これは自分で殻をむかなくてもいいし、
おいしいところ全部味わえるし、
上海蟹食べたくなったらここに来ればいいかも。
と思ってみたりしました。

お会計は2人で約1万え〜ん。
安くはないっていうか普通に高いですが、
 記念日とかお祝い事のときには、いいかもしれません。


天香楼
(openriceのリンクに飛びます)
尖沙咀柯士甸路18號C僑豐大廈地下
12:00-14:30 , 18:00-22:00
一番下の地図を見てもらえればわかるのですが、尖沙咀と書いてあるけど、
佐敦からも歩いて行けますよ。

 辻村さんの本はこちらです。
他にもたくさん香港の楽しい話が載っているので、
香港好きの方なら読んでみて損はないと思います!


香港の食の物語―中国大陸の美食をはるかに超えた街
辻村 哲郎
主婦の友社
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 ずっと、ひっそりやろうと思ってたのですが、ひそかに登録してみました。
他の方のブログを見るの、面白いですね〜。
あとけっこう順位って入れ替わるんですね!
ちょっと前に見ていたのと、ずいぶん順位が変わった気がします。

 

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